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pencil.gif ジェネリック医薬品の話

「ジェネリック医薬品」・・最近はCMで紹介されたりして、耳にすることが多くなってきましたね。
別名「後発医薬品」とも言います。

もともとの「先発医薬品」というのは、大きなメーカーが莫大な研究費をかけて開発した医薬品のことです。先発医薬品の特許が出願されて20~25年は、開発したメーカーが独占的に製造販売することが認められます。他社が製造販売するにしても特許使用料を支払う必要があり、これによって開発したメーカーは研究開発費を回収したり、利益を上げたりすることができます。

先発品の特許が切れた後は、その有効成分や製法はみんなの共有財産となり、どのメーカーがつくっても特許使用料を払う必要がなくなります。そうやって安くつくられたものがジェネリック医薬品なのです。

個人的には、ジェネリックの普及には大賛成です。

薬局の経営的には、ジェネリックを扱うことはとりあえず「手間がかかる」「在庫が増える」といったマイナス要因ばかりで、しかも手数料は20円(T_T)・・・プラスなことは何もないのですが、何より患者さんが喜ばれるのがうれしいし、医療費の抑制につながれば医療業界にとっても長期的には大きなプラスになると思います。


ちなみに薬局でよく耳にする患者さんのジェネリックへの疑問に、簡単にお答えすると・・・

「ジェネリックの医薬品としての品質は大丈夫なの?」

ひと昔前のジェネリックはほんとに「安かろう悪かろう」って感じで、包装を先発品そっくりにすることだけに命を懸けていて、肝心の薬はいいかげんなつくりのものが多かったように思います。包装から錠剤を出しただけで砕けてしまったりとか、錠剤のコ-ティングが均一でなかったりとか・・

今もそういういいかげんなジェネリックをつくるメーカーも存在するんですが、国の医薬品品質再評価制度という厳しい審査が軌道に乗ってきていて、品質を追求する余裕のない弱小メーカーは淘汰されつつあります。

だからジェネリックの品質に関しては、有名メーカーのものを選べばまず大丈夫です。具体的には、昔からジェネリックをつくっている東和薬品、沢井製薬、日医工、大洋薬品、あと先発品のOEMを多く手がけているニプロ、これら5社の製品なら安心です。

特に東和薬品の製品はおすすめです。品質に特にこだわりを持つメーカーらしく、原料は国産、安定性試験では先発品の品質を超えてしまったというおそるべきジェネリックです。

ジェネリックのメーカー選択の権利はあくまでも患者さんにあります。ジェネリックを調剤してもらうときは、薬剤師にメーカー名を聞いておいたほうがいいでしょう。
もし上の5社以外の製品なら替えてもらった方がいいかも知れません。私ならそうします。


「先生はいやな顔をしませんか?」

こうおっしゃる患者さんが意外に多いのです。

ほとんどのドクターはジェネリックの使用に肯定的だと思います。
ジェネリックの普及は世界的な流れだし、医療費に占める薬剤費の割合が減れば、医師の技術料が上がる可能性があるわけで、医師にとってもメリットがあります。

医薬分業がかなり浸透した現在、調剤されるお薬が先発品だろうがジェネリックだろうが、医師にとっては全然関係ないんです。中身の成分が処方通りであって、意図する効果が出ればそれでOKなんですよね。

またジェネリックをお願いすることによって、医師に「セコい患者やな」と思われる・・と心配される患者さんもいらっしゃいますが、それも考えすぎです。
逆に意識の高い患者だと思われるんじゃないでしょうか。

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